以前自分の関連するチームで使っているHipChatに関するエントリを書いたのですが、その後HipChatを全社で導入することになった&先日アトラシアンユーザーグループでHipChatプロダクトマネージャー(Roseさん)に会ってきたので、さらにエントリを書いてみます。
全社導入してわかったHipChatの良いところ
- ちょっとした議論や情報共有が活発になった
- 固定ルームで、ちょっとした話を共有する場ができるようになったのが大きい
- 期間限定プロジェクトにルームが作れて便利
- 例えば、社内ネットワーク入替えプロジェクトのルームをつくって総務/技術メンバーでやり取りしたりしました。メールで共有/相談するのダルい、でもタスク管理ツール入れるほどでもない、みたいなのをやりとりするのによいですね。
- デスクトップアプリはやっぱり良い
全社導入してわかったHipChatの微妙なところ
- 通知周りが貧弱
- 多くのルームに入る人(マネージャーとか)は通知が来まくって管理が大変だったりします。通知の未読管理等があるとよいかもですね。Chat Workは通知管理があるっぽいので、その辺りは大変魅力的です。通知に関しては、10人くらいで使ってるうちは問題にならなかったんですが、50人くらいになると厳しいですね。
- RoseさんがHipChatを1000人規模の会社で使ってる事例があるって言ってたけど、無理な気がする(笑)
- 特定のルームではメンションを無視するとか、@以外の単語でメンションするとか、細かい設定ができるとかなりうれしい感じですが、現状どれもできないです。
- 「タブを大量に開くと、どのタブが光ってるのかワカラナイので、メンション追えない!なんとかならないの?」とか、社内でよくリクエストされます。
- (今のところ)UI部分の日本語化の予定がない。
- エンジニアだけの会社だと問題ないと思いますが、それ以外の人も使うとなると、英語だけだと多少導入障壁があると思います。
- ミツバチワークスでは、導入マニュアルをちょろっと書いて対処しました。
- APIの背景色が少ない
- せめて10色くらいに増えないかなあ。
ミツバチワークスでの使い方
ルームは以下のような感じで作ってます。
- 各事業部
- 各プロジェクト
- 各プロジェクトのオペレーション(アラートなど)
- エンジニア/デザイナー
- 全社員
- 雑談系
- 恵比寿ランチ
- こんな本/映画見た
また、プロフィールには基本的にその人の顔がわかる写真を設定することが義務付けられています。それ以外は、事業部やプロジェクトの大きさ次第で、サブルームみたいなものがある、といったような使い方です。また、ルーム作成権限は今のところ自由な感じです。
最後に
数十人くらいで規模で使うチャットツールは、今のところHipChatかChatWorkかなぁ、と思います。それ以上だと、適切な運用方法(ルーム入室数に上限を設けるとか)を考えないと厳しそうです。もちろんグループ機能等が開発されて、HipChatやChatWorkを数十人以上で使っても快適になるかもしれませんけれど。あと、当然ですがチャットツール導入したらなんでも解決するわけではないので、導入後の運用フォローはとても大切ですね。
そんなわけで、HipChatマジ便利!(デスクトップアプリが要らないなら、ChatWorkもすごく良さそう!)