Popular Scienceと科学教育

最近ふと購入したPopular Scienceが面白いです.
日本では科学雑誌はあまり流行らないんだけど(どんどん休刊していたりする),欧米の本屋に行くとPopular Science系の雑誌がワサワサあります.それだけ需要があるということなのでしょうか.一方科学雑誌がどんどん休刊していく日本での科学教育の必要性も感じます.
おたく的enthusiasmから来る科学への興味(実際自分もそういう部分はあるし)も良いんだけど,そうでない興味の持ち方もあると思うのです.うまく言い表せないですが,海外の科学ミュージアムに行くと,家族みんなで展示物を体験して楽しんでいる,そういう体験から来る興味ってすごくいいと思うのです.そういう興味の持ち方をもっともてるといいのではないでしょうか.
そのためには

このあたりがどんどん増えていくことが重要かなと思ったりします.もちろん小学校や中学校での教育も大切だと思います.また,もっとミクロやマクロな視点から考えるといろいろとあるのだろうけど.
Popular Scienceが面白いのは,サイエンス的な内容もふまえつつ,Geek的ガジェットまで載っているというところでしょうか.そのバランスが良い感じに思います.まだ一冊しか読んでないですが.Newtonも科学雑誌なんだけど,あまりにScientificすぎたり壮大すぎたりして取っつきにくい部分があるかな.Popular Scienceの今月号の記事で90cmの人類がいたってのにはびっくり.まさにホビット
http://www.popsci.jp/

以下のレポートが興味深いのでちょこちょこ読んでみようと思います.実際統計的にも日本は科学雑誌が欧米に比して少ないようだ.
我が国の科学雑誌に関する調査
http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/mat097j/mat097j.html